インターバル撮影もできる多機能なカメラアプリProCam 2
iPhoneのカメラアプリは色々とありますが、このProCam 2は一眼レフカメラなどを使っている人が喜びそうな多機能な機能を搭載しているカメラアプリで、写真だけではなくビデオ動画撮影もすることができるアプリとなっています。
ProCam 2の主な特徴
露出、ホワイトバランス、彩度を手動で調整可能
iPhoneのカメラは基本的にオートで様々な写真を撮影できますが、ProCam 2ではコンパクトデジカメや一眼レフカメラのように手動で露出、ホワイトバランス、彩度の調整を行うことができますので、自分のイメージしたいものに近づけることができます。
リアルタイムでフィルターやエフェクトレンズが使える
ProCam 2には、写真加工アプリのような色鮮やかなフィルター機能や 魚眼レンズ、あおり、接写、シンメトリー、万華鏡などの効果をリアルタイムで確認しながら撮影することができます。
インターバル、顔認識、水平モードなどの様々な撮影モード
ノーマル撮影、夜景撮影ができるナイトモード、手ぶれ防止、高速連射機能、セルフタイマー、間隔を置いて撮影できるインターバル、音付きカウントダウンで撮影できるサウンドスナップ、顔認識、水平モードなどの様々な撮影モードが用意されています。
また、撮影を補助する三分割法や黄金比などによるグリッドも表示できます。
スローモーションやタイムラプス動画も撮影できるビデオ機能
iPhone 5Sの標準カメラアプリでスローモーション動画を撮影できるようになったのですが、それ以前のiPhoneではスローモーション動画を撮影することができません。
このProCam 2にはスローモーション動画を撮影できる機能も備わっています。
多機能なアプリですが、多機能カメラ+写真加工機能の両方が欲しい欲張りな人にはオススメなアプリです。
今すぐアプリをダウンロード目次
ProCamの使い方
これ以降は横画面利用時の説明になりますが、メニューの表示についてはiPhoneの横画面切替をロックしている場合は、メニューが横向きに表示されてしまいますので、予め横画面ロックは解除をするようにしてください。
露出とフォーカスのロック
撮影するときに画面をタップすると自動でそこにフォーカスと露出があたり撮影ができますが、画面を2本指でタップすると個別にそれらをコントロールすることができます。
下記の画面は、2本指で露出とフォーカスのコントロールを分けたものです。
黄色の丸が露出で、それを動かすとそこの場所に自動で露出が合わせられます。
青の四角で指定した場所にフォーカスを当てることができますが、さらにもう1回タップすると青の四角のように鍵が施錠され、この状態がロック状態になります。
下記の画面では、一旦画面手前のMacbook Airにフォーカスを当ててロックした状態で、画面全体を左に移動させたものです。
これを利用すれば様々な構図の写真が撮れるようになります。
露出、WB、彩度、フィルター、レンズの切替
スライドバーアイコンをタップすると露出、WB(ホワイトバランス)、彩度、フィルター、レンズの調整切替ができます。
露出、WB、彩度の操作自体はスライドバーを動かして調整し、デフォルトに戻したい場合は、再度それらのアイコンをタップします。
フィルター、レンズの解除は、選択したフィルター、レンズのアイコンを再度タップで解除できます。
露出、WB、彩度、フィルター、レンズ効果のリアルタイム表示
露出、WB、彩度、フィルター、レンズの効果をリアルタイム表示オンにすることでリアルタイムで確認しながら撮影することができます。
ただしこの機能は電池を消耗しやすくなりますので注意が必要で、撮影してから加工した方がいい場合もあります。
ちなみに、フィルターや特殊なレンズ効果を適用してもオリジナルの画像は保持されるため、色々と効果を試せることができます。
下記画面はシンメトリーのレンズを使ったサンプル。
三分割法、対角構図(三角構図)、黄金比の構図ガイドの表示
「>」のアイコンをタップすると構図ガイドや画面比率、解像度、撮影モードの切替ができます。
構図ガイドは、三分割法、対角構図(三角構図)、黄金比の3つを表示することができ、カメラの水平を確認するための水平調整も表示することができ、それらを利用することでその安定した様々なセンスのある表現をすることができるようになります。
なお、撮影モードで手ぶれ防止モードを選択した場合、構図ガイドの「水平調整」は選択できません。
黄金比として知られている黄金螺旋。
オウムガイの殻の模様が黄金螺旋を描いているという説は有名ですが、実際には黄金螺旋ではないという指摘もあります。
撮影モード
撮影モードのそれぞれの概要です。
- タイムラプス:一定間隔をおいて動画を撮影(後述参照)
- スローモーション:動画をスローモーションで撮影(容量に気をつける必要がある)
- ビデオ:通常の動画撮影。写真よりも容量が大きくなるので注意
- ワンショット:通常の写真撮影。HDRでの撮影も可能
- ナイトモード:夜景モード
- 手ぶれ防止:手ぶれを防止するモード。水平調整は使えない
- バースト:高速連写。本当に速い
- セルフタイマー:タイマーを掛けて写真を撮影できる
- インターバル:一定間隔をおいて写真を撮影(後述参照)
- サウンドスナップ:音声に反応してカウントダウンが始まり、撮影が開始される
- 顔認識:顔を認識してフォーカスしてくれる
- 大きなボタン:画面全体をボタンにして撮影(後述参照)
- 水平モード:水平調整を自動でやってくれる
インターバル撮影とタイムラプス撮影について
以前にタイムラプスアプリMiniatures Pro: Tilt-Shift Time-Lapse Videosを紹介したことがあるのですが、タイムラプスや微速度撮影、インターバル撮影などと色々と呼ばれ方がありますが、いずれも撮影の仕方は一緒です。
定位置で一定間隔の時間で撮影をすることで、例えば、早く流れる雲の様子や花の開花の様子など、普段はゆったりとしているものの動きを早めて見せることができます。
こんな感じの動画です。
ProCamでのインターバル撮影は以下の通りで、写真か動画の違いかということになります。
- インターバル撮影:一定間隔の時間で写真を撮影
- タイムラプス:一定間隔で動画を撮影
インターバル撮影もタイムラプス撮影も「SET」の設定ボタンから撮影する間隔を設定することができます。
なお、インターバル撮影、タイムラプス撮影のいずれもカメラを固定しないと画の映像が乱れますので、三脚やマウントを取付けて固定するようにしましょう。
後はシャッターボタンをタップすると設定したカウントダウンが始まります。
大きなボタンは、どこをタップでも撮影できる
撮影モードの「大きなボタン」は、画面のどこをタップしても撮影ができるモードです。
このアプリのココが気になる
多機能のせいか、タイムラプス動画撮影がうまくいかないこともあるのが気になるところです。